舞台メイク後のケア

Skin Care After Stage Makeup

舞台メイク後のケア/Skin Care After Stage Makeup

株式会社Tappi代表の中村玲織です。
ここではバレエやその他舞台芸術、日常生活に役立つような様々な医療分野のまとめをわかりやすく掲載していきます。

まず最初の内容は、舞台メイク後のクレンジングについてです。

 

拭き取りシートが肌の負担に?


舞台ではドーランを肌に塗り、目にはつけまつ毛という濃いお化粧をする事がほとんどです。
舞台が終わると、早くお化粧を落としたいので拭き取りシートで落とす方が多くいらっしゃいますが、これは絶対NGです。
拭き取りによる摩擦というのは一番肌に負担をかけてしまい、乾燥、ニキビ、シミ、たるみの原因になってきてしまいます。特に目周りは皮膚が薄いため擦れば擦るほど老化の原因になってしまいます。

 

化粧落としはオイルタイプがおすすめ


ここで『濃いお化粧を早く落としたい!』というところに注目すると、一番はクレンジングオイルです。ジェルタイプ、クリームタイプなど様々な種類がありますが、クレンジングオイルは油性成分の割合が高く洗浄力の強いクレンジング剤となります。
ほとんどの商品が、皮脂をとりすぎて乾燥してしまうのが欠点です。お化粧をとるために何度もシートで擦り続けるよりは、その後の肌トラブル回避のために『時短でメイクを落とす』という事が優先となってきます。

 

使用方法は?


使用方法としてはクレンジングオイルを顔全体にしっかり馴染ませ、少し水(出来ればぬるま湯)を肌に馴染ませて乳化という作業を行います。(乳化とは油成分と水分が混ざり合って白濁するのが乳化です。)そうすると、化粧成分が浮き上がり取れるという仕組みになっています。

舞台化粧を落とすためにおすすめの商品は、ビオレのクレンジングオイルです。ミネラルオイルが主成分の商品になります。

ミネラルオイルは炭化水素油の1つでクレンジング力が非常に強いのが特徴的です。キャッチフレーズの『ぐんぐん落ちるオイル』の言葉がまさしくピッタリです。もちろんこの商品以外にも炭化水素油が主成分の製品はたくさんあります。

その場合は成分表記に記載している炭化水素オイル(ミネラルオイル、スクワレン、ワセリン、パラフィン)を確認していただければと思います。この種類のクレンジングを使用すると、乾燥しやすくなるので、クレンジング後の保湿ケアが非常に重要となります。

保湿ケアは基本的に、クレンジングや洗顔後10分以内が理想と言われています。体内での水分量が約60-70%に対し健康的な皮膚の表面にある角層の最外層は水分量が約30%と言われています。クレンジング後はより角層水分量が低下していますので、すぐに保湿をする事がポイントです。

 

キーワードは時短で保湿


更に、舞台の後は片付けなどで忙しいと思います。日常生活でもそうですが、忙しいとスキンケアを怠りがちになってしまいます。ここも『時短で保湿』となり、化粧水→クリームのケアで十分です。

化粧水で肌を柔らかくして、クリームを使ってふたをするだけで保湿効果は十分にあります。ここで使用するものはいつも使われているもので問題ありません。舞台メイクをする際に肌を何度も擦っているので更にたくさんの種類のスキンケア商品(美容液など)を使用して肌を触るとそれが肌トラブルの原因になってしまいます。
全て時短!で行うスキンケアが舞台メイク後には重要と考えております。


(上記の商品はおすすめですが、もちろんお肌に合わない方もいらっしゃると思いますのでその点ご注意ください)

今回のテーマは以上となります。


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